【動画】ズワイガニ漁、輪島港でも本格操業スタート=金居達朗撮影
能登半島地震で被災した石川県輪島市の輪島港で、地震後初めて本格的な漁が再開した。8日午後、前日深夜から沖に出ていた小型底引き網船32隻が次々と港に戻り、ズワイガニを水揚げした。
輪島港は元日の地震で海底が隆起し、停泊していた約200隻が座礁。岸壁も損傷した。漁師たちは漁に出られない間、不要になった網を細断してリサイクルするアルバイトや、沖の舳倉(へぐら)島に津波で漂着したごみの分別、土木工事などの海から離れた仕事にも携わって生活してきた。
港内の土砂を取り除き、荷揚げに使う「物揚場」の仮復旧が先月末にようやく完了。それでも海面との間に段差があり、仮桟橋に設置したベルトコンベヤーで水揚げした。
まだ船が通れる場所も停泊で…